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小泉小日記
小泉小日記
修了おめでとう 明日から春休み
3月24日(金)は28年度の最終登校日です。今年度の1~5年生の登校日数は200日でした。1時間目に集会ホールで修了式が行われました。はじめに学年の代表児童が校長から修了証書を授与されました。凜としたその顔には,上の学年に進級する喜びと意気込みが感じられました。1・3・5年生の代表児童が3学期の思い出などの作文を元気に発表しました。また,式の後には生徒指導主任から春休みの生活について,恒例となっている『「火」「水」「車」「人」の用心棒』の話を行いました。
各学級では,通信票がわたされ,今学期のがんばりや春休みの生活について話し合いました。また,1年間お世話になった教室を感謝の気持ちをこめてきれいに掃除をしました。「さようなら」と元気にあいさつし,ランドセルを並べて帰る後ろ姿に,この1年の健やかな成長を感じました。
今学期は県・市内でインフルエンザが大流行し,学級閉鎖や学年閉鎖をする学校が多くありました。本校では2名罹患しましたが,2年連続学級閉鎖がありませんでした。かぜで休む児童も少なく,寒さに負けないで生活できた学期でした。明日からの春休みは宿題等がなく,進級することもあって,より開放感のある休みとなります。「早ね・早おき・朝ごはん」の生活習慣をしっかりと続け,交通安全のルールを守って楽しく生活してほしいと思います。
4月10日(月)が始業式になります。みんな元気な笑顔で登校し,新しい学年のスタートを切ってほしいと願っています。
帰ってこいよ(2年)&海の恵みに感謝(5年)
3月15日に2年生が小泉川鮭増殖組合の施設に行き,サケの稚魚を放流しました。稚魚は一週間ほど校内で飼育しました。今回も組合の方々にご指導をいただきながら行いました。外洋での長旅を終えたサケは,産卵のために故郷の河川を遡上します。サケが生まれた川に帰ってくることを「母川回帰」と言うそうです。護岸工事のため稚魚を川に直接放流できませんが,「元気に帰ってきてね」「まってるよ。大きくなってね」などと願いをこめて放流しました。子供たちが6年生になるころには,きっとたくさんのサケが小泉川に帰ってくることでしょう。
3月21日に5年生がワカメの学習でお世話になっている「蔵内之芽組」の方々に感謝の会を行いました。芽組の方々には,2月に漁船に乗せてもらい,ワカメ刈りやボイル作業を体験させていただきました。会食では小泉の海で育ったワカメをふんだんに使った「ワカメラーメン」を振る舞いました。また,芽組代表の及川淳宏さんにワカメの育て方などについて詳しく教えていただきました。三陸海岸の豊かな海の恵みを味わうとともに,それを守り育てる地域の方々の努力や工夫などを再認識する時間となりました。
巣立ちの日 ~涙の卒業式~
3月17日(金)に体育館で卒業式が行われました。今年の卒業生は6年前の東日本大震災の年に入学した11名です。最上級生となった今年度は,みんなで力を合わせ学校のリーダーとしてがんばってきました。校長から一人一人に卒業証書が授与されましたが,証書を受けとる顔は自信と希望にあふれていました。保護者の方の前で証書を披露したり,花を贈ったりして感謝の気持ちもあらわしました。「別れのことば」では,小学校時代の思い出や,6年生としてがんばったことなどを元気に語りましたが,その頬には熱く流れるものがありました。在校生の席からは別れの寂しさにすすり泣く声が聞かれ,中には号泣する児童も見られました。式が終わり,暖かい春の陽ざしと春風の吹く校舎前で卒業生を見送りました。在校生と握手をしながら別れを惜しむ姿が見られました。また,同日,集会ホールで保護者主催の「卒業を祝う会」も行われました。卒業生の「恋ダンス」に拍手喝采でした。職員も「世界に一つだけの花」を歌って晴れの門出を祝いました。小泉中学校が閉校することにより,4月からは津谷中学校に進学します。小泉小学校の卒業生としての誇りと自覚をもち,新しい仲間とともに中学校生活を楽しんでほしいと思います。
もうすぐ卒業式~卒業式予行実施~
14日(水)に卒業式予行が体育館で行われました。先週から卒業式に向けての練習が始まりましたが,今日は本番と同じ次第で練習を行いました。「よろしくお願いします」と6年生からの挨拶の後,予行がはじまりました。6年生11名は,入退場や証書授与,記念品授与などを緊張感をもって行いました。在校生として参加する1年生から5年生までの児童は,座って見ている時間が長いのですが,きちんとした姿勢でいました。「別れのことば」では,自分の台詞を元気よく呼びかけたり,卒業の歌を歌ったりしました。本番を思わせるような姿に式への意気込みが感じられました。17日はきっと思い出に残る卒業式になることでしょう。
ひまわりおじさんの防災楽習迷路
3月13日(月)に神戸の「ひまわりおじさん」こと荒川勣(いさお)さんが来校し,昼休み時間に「防災楽習迷路」を体験しました。「防災楽習迷路」は,10m四方の木製の迷路で,大地震で壊れた町や家の中に見立てて避難するという設定です。各行き止まりに仕掛けられた課題(人命救助・防火活動・非常持ち出し品を探すなど)を見つけ、それらを解決しないとゴールにはなりません。 ゴールまでの時間を競うのではなく,楽しみながら且つ「そのとき,どう行動するか?」を深く想像できるようになっています。ひまわりおじさんからの説明のあと,子供たちはさっそく迷路に挑戦しました。進んで戻って,また進んで戻ってとなかなかゴールできない子もいました。「いざというときは,あわてずに行動する」ことの大切さを実感していました。小泉幼稚園の園児も参加し,楽しく学んでいました。
あの日を忘れない ~3.11みやぎ鎮魂の日~
明日3月11日は「みやぎ鎮魂の日」です。明日は学校が休みなので,前日となる10日(金)の業前に集会が行われました。今年は,校地内にある津波記憶石「津波の教え」の前に全員が集いました。はじめに記憶石越しに見える海に向かって一分間の黙祷を捧げました。その後校長が子供たちに「みやぎ鎮魂の日」の3つの意味などを話しました。「震災で亡くなられた方々を思いだし悲しむ日であること」「震災の記憶をいつまでも伝える日であること」そして「震災からの復興を誓う日であること」です。陽ざしはあるものの寒さが残る朝でしたが,子供たちは真剣に聞き入っていました。その後,記憶石にある「未来の人びとに」のメッセージを読んだり,国道45号線小泉大橋や防潮堤などの復興工事の様子を眺めたりしながら,鎮魂の日の意味について考えていました。
東日本大震災の発生から6年となります。小泉地区は高さ20mを超える津波が襲来し甚大な被害を受けました。震災の記憶はいつまでも消えることはありませんが,その記憶とともに歩みながら,亡くなった方々の分も大切に生きること,津波で傷ついたふるさとをもっとすばらしい姿に戻すことなどを学んでほしいと思います。
未来の人びとに
二O一一年三月十一日午後二時四十六分
東日本大震災が起こり
大津波が太平洋沿岸に襲来した。
気仙沼市小泉地区は大被害を受け
多くの命と家を失ってしまった。
学んだことは「地震があったら津波が来る」
ともかく上へ上へと逃げること。
「てんでんこに逃げよ」
その教えを伝えたい。
津波記憶石「津波の教え」より
ひまわり組さんとの交流&サケの飼育はじまる
3月7日(火)に1年生が小泉幼稚園ひまわり組の園児たちと交流会をしました。生活科の「もうすぐ2年生」の学習で行われ,4月に入学するひまわり組の園児を招待し楽しく交流しました。会ではこの1年に習ったことやできるようになったことを紹介したり,「王様ジャンケン」や「フルーツバスケット」などのゲームをしたりしながら,お兄さん,お姉さんらしいところを発揮しました。ひまわり組の皆さんも「とても楽しかった」「はやく小学校にいきたい」などの感想を話していました。
2年生は生活科で小泉川のサケについての学習をしています。昨年12月に小泉川鮭増殖組合(及川安五郎組合長)を訪問しサケ網漁の見学や採卵体験などを行いましたが,その卵から孵化(ふか)した稚魚の飼育を始めました。廊下に設置された大きな水槽の中には,5㎝程に成長した数百匹の稚魚が元気に泳いでいました。組合の方に餌のやり方などを教えていただきました。15日に小泉川に放流する予定ですが,それまでみんなで協力して大切に育てていきたいと思います。
ありがとう さようなら 6年生
3月3日(金)に体育館でいずみ児童会の「6年生を送る会」が行われました。はじめに,1年生と手をつないで6年生が入場しました。児童代表のあいさつの後,恒例の「くす玉割り」が行われました。くす玉は割るのが難しいのですが,今回はめでたく一発で割れました。全員で王様ゲームなどを行い,その後各学年から出し物やプレゼントが贈呈されました。ダンスや合奏,似顔絵などを披露し,6年生への感謝の気持ちを表しました。また,全員で愛唱歌となっている「かぜがよんでる」を合唱しました。最後は,アーチを作って6年生を見送りました。昨年の4月から学校のリーダーとして活躍してきた6年生。11人と少人数ながら一人何役もこなし,小泉小学校のよき伝統を引き継いできました。後輩たちの感謝の気持ちに終始笑顔で応える姿は,この1年間がんばり続けた充実感と達成感にあふれていました。送り会を終えて,また一つ巣立ちの時が近づいてきました。来週からいよいよ卒業式の練習がはじまります。
海の恵みを学びました~5年ワカメ刈り・ボイル作業体験~
2月28日(火)に,5年生の総合で「ワカメ刈り・ボイル作業」の体験を行いました。今回も「種はさみ」でお世話になった蔵内浜「蔵内之芽組」(及川淳宏代表)とNPO法人「浜わらす」の皆様にご協力をいたただきました。昨年までは陸でワカメの「メカブ切り」を行いましたが,今年は漁船でワカメいかだまで行き,直接ワカメを刈る体験をしました。子供たちは,親潮で育ったワカメが海の中から顔を出すと,「わー!大きい!!」などと歓声をあげていました。春の光と潮風を浴び,ウミネコの声と波の音を聞きながら,生き生きとしたワカメを刈る手に自然と力が入りました。作業を終えてから,建設中の小泉大橋の近くまでクルージングしました。海から見る学校や復興工事の様子は,これまで見たことのない新鮮な風景でした。
船から下り,岸壁で「メカブ切り」と「ボイル作業」の体験をしました。ボイル作業は,ワカメを熱湯処理したあと冷たい水で冷やすといった,力のいる作業です。この後「塩蔵」「芯抜き」などの作業があります。ワカメは,いろいろな過程を経て出荷されることがわかりました。ほとんどの児童は初めての体験でしたが,海の恵みを大切にしながら地域産業の発展に取り組む方々の「海と生きる」姿を見つめながら,地域のよさについて再認識する学習となりました。
交流・ご支援ありがとうございます
先日,学校交流を続けている佐賀県嬉野市立轟(とどろき)小学校(杉本光輝校長先生・児童数141名)と神奈川県横浜市立新羽(にっぱ)小学校(近藤伸校長先生・児童数514名)から交流メッセージが届きました。両校とも数年前から交流があり,轟小学校からは嬉野市の名物のお茶や入浴剤などもいただいています。メッセージには各校の紹介や行事,縦割り班活動,各学年・学級の活動の様子などが写真やイラストを交えて丁寧に書いてあり,児童一人一人が作ったカードには,元気づけられる励ましのことばなどもたくさん見られます。この3月11日で震災発生から6年となりますが,交流と支援を続けていただいていることに感謝いたします。ありがとうございました。
また,NPO法人「えひめ311」様からメッセージ付きの伊予柑をいただきました。この伊予柑は,愛媛県松山市の「おじさんおばさんのグループ」とボランティアの皆さんが「気仙沼市の子どもたちに食べてもらいたい」と畑を借りて育てたものです。伊予柑には,伊予市内の双海中学校,翠小学校,郡中小学校,砥部町の麻生小学校の児童生徒さんのメッセージも書いてありました。「世界も日本も東北も四国も宮城も愛媛も気仙沼も松山も大人も老人も子供も犬も魚も みんな幸せに」「No Smile No Life!!!」「一日も早く復興できることを祈っています」など心温まるメッセージです。本校の分には,伊予市立郡中小学校の皆さんの写真も添えられています。11名の皆さん(6年生?)の笑顔と「伊予かん食べて い~予感♥」のメッセージに元気をもらいました。明日から弥生3月とはいえ,春は名のみの風の寒さですが,伊予柑のほどよい甘さに「い~余寒♥」を感じた一日でした。
日誌
3月の行事予定
学校だよりを御確認ください。
こちら↑↑↑から,表記月の行事予定が確認できます。
(スマートフォンでうまく表示されない場合は,
「おたより/ガイドライン」からご覧ください。)
リンク/ライブカメラ/QRコード
「子供の学び応援サイト~学習支援コンテンツポータルサイト~」
※オンライン学習を支援するために作られたサイトで,「自由に学ぶ」「学校の教科等を学ぶ」「学校の先生・保護者が使えるリンク集」に分かれています。
みやぎの家庭学習支援サイト
※みやぎの家庭学習支援サイトは,宮城県内の小中学生のみなさんの家庭学習を支援するために,宮城県が作成したものです。
本校は海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けています(2016年4月~)
本校はユネスコスクールに加盟しています(2014年9月加盟)
宮城県教育庁義務教育課
宮城県気仙沼教育事務所
気仙沼市
気仙沼市教育委員会
ユネスコスクール
ライブカメラ(小泉大橋付近) ※映像配信を中止しています。
※IE8以降で「フォトアルバム」が表示されない場合は,互換表示を有効にする方法(参考:京都府教育委員会HP)を参照ください。
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