小泉小日記

2021年12月の記事一覧

2学期の終業式を迎えました

本日,全員が無事に2学期の終業式を迎えることができました。
コロナのため,自粛が続いた昨年度に比べると,充実した82日間の登校日だったように思えます。これもひとえに,御家庭の御準備や御協力があったことや,地域の皆様に御尽力いただいたからこそ,子供たちは安心して学びに集中することができたと思います。心から感謝申し上げます。
本日の終業式は,これまでの積み重ねが見られた式でした。校長先生のお話に耳を傾ける姿,2学期の頑張りを作文にまとめて発表する姿やそれを称え合う姿,冬休みはゲームやインターネットは7時までという約束をうなずきながら聞く姿など,1学期の終業式以上に成長した姿が見られました。
 
 
 
明日からは18日間の休みに入ります。家庭での手伝い等を通して,家族の一員としての気持ちを高めるとともに,新しい一年の目標を立て,それに向けて準備をしてほしいと思います。3学期の始業式も「おがったねぇ(おおきくなったねぇ)」と声を掛けることを楽しみにしています!

来年で還暦を迎えます!~鼓笛隊引継式~

12月21日(火)の3校時に,鼓笛隊引継式が行われました。
これまで,隊の中心となってきた6年生にとっては,最後の演奏の機会です。演奏を終えた後,それぞれの思いとともに,4,5年生に指揮杖や打楽器,フラッグ等が引き継がれました。
 
調べたところ,本校鼓笛隊は,1962(昭和37)年6月27日に初めて編成され,これまでに運動会などの校内行事の他に,神社の秋祭りで演奏するなど,地域の行事としても活躍してきたようです。
年々,児童数の減少に伴い,楽器や曲数も精選されてきましたが,伝統は脈々と受け継がれています。
 
体育館には,昭和51(1976)年の卒業制作として作られた版画が掲示してあります。先輩方が鼓笛をはじめ,小泉小学校に込めてきた熱い思いを強く感じることができる作品です。先輩達が大切にしてきた鼓笛隊は,
来年はいよいよ創設60年の節目です。地域に愛され,学校の自慢である鼓笛隊の伝統を,これからも大切にしていきたいと思います。



サケの卵がふ化しています!

12月7日の小泉小日記では,サケの卵を預かったことをお知らせしましたが,一週間が経ち,水槽の中がどのようになったのかを見てみました。
 
約400個あった卵は,8割以上がふ化して透明になっています。その他に,これからふ化する卵と,白くなってしまった卵が合わせて2割弱ありました。
今日も,卵の殻を破ろうと一生懸命体を動かす稚魚の様子が見られました。写真では確認できませんが,下にある丸い筒の中に稚魚が隠れています。腹部にある栄養(「さいのう」という名前)を使って,餌がとれる大きさになるまで,2か月近く過ごすようです

行事の紹介(しめ縄づくり,児童会祭り)

12月8日(水)に,公民館の協力の下,6年生がしめ縄づくりを行いました。学区内にお住まいの千葉様と岩渕様を講師にお迎えし,千葉様が事前にある程度編んだ縄にわらを束ねた「さがり」を縄に結び付ける作業を行いました。最初は戸惑っていた子供たちも,膝で押さえながら「紙垂(しで)」や松飾りを差し込み,約1メートル程のしめ縄を仕上げることができました。
 
節を揃えることや,縁起の良い「七」「五」「三」に合わせた数を付けることなど,お正月飾りに込められた由来を聞き,子供たちからは学習したことを家族に話したいという感想が聞かれました。

12月9日(木)には,子供たちが待ちに待った「小泉っこふれあいフェスタ(児童会祭り)」がありました。この日に向けて,2年生以上はお客さんに楽しんでもらおうとお店の準備をしたり,1年生は体育館を飾り付けたりと,全校で準備を進めてきました。
 
高学年は,お店を運営すること以外にも,委員会の活動として開閉会式での役割もありました。児童会の歌を歌ったり,学校にまつわるクイズを出したりすることで,お祭りが始まる雰囲気づくりができていました。
お店が始まると,どのお店も多くのお客さんが集まっていました。お客さんに楽しんでもらったり,分かりやすくルールを話したりと,一人一人の児童からは普段の様子とは違った面が多く見られ感心しました。
 
誰かのために頑張ったり,アイデアを出し合って工夫したりすることは,児童が主体的に学習することにつながることをお祭りは表していました。お祭りが終わった後に,多くの児童から聞かれた「楽しかった」という声を,さらにこの先の学習や児童の将来のキャリア形成にもつなげていきたいと思います。

たすきをつなぐ

12月に入り,本校の伝統行事の一つであるサケの学習が本格的に始まりました。
2年生の児童が,生活科の一環としてサケの卵をふ化させることに取り組んでいます。
私達だけでは難しい学習なので,公民館の方や,本校に在籍する児童の保護者でもある鮭増殖組合の方々に協力をいただきながら進めています。鮭増殖組合の方からは「毎日の水温を足していき,採卵後から数えて460℃を過ぎた辺りから卵がふ化する」と教わりました。
 
卵は約400個預かりました。到着した日は,既に422℃まで累積されていたようなので,ふ化が迫ってきています。できるだけ,自然の環境に近付けているため,2年生の児童は段ボールの覆いの脇にある小窓から,中の水温計を見て,温度を累積しています。
 
12月6日の時点で,目安となる460℃は過ぎたので,卵の中の稚魚が少しずつふ化している様子が見られます。生まれた稚魚は,水槽の下に設置してある暗いところへ行く様子も見られました。一つ一つが子供たちにとっては不思議な出来事であり,自然の摂理を間近で学ぶことができる,貴重な体験です。いただいた卵を大切に育て,川に放流することを通して,命のたすきをつないでいることを感じてほしいと思います。
「たすきをつなぐ」ということに関連して,先日の土曜日に,保護者や地域の方々で組織された有志の方々が,校地内の草刈りをしてくださいました。
 
我々職員では,作業が難しいようなところの草も,きれいに刈ってくださいました。
御尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
みなさんがつないでくださるたすきを,子供たちにつなぐとともに,それを次の世代にもつないでいけるような子供たちを育てていきたいと思いました。