小泉小日記

2022年3月の記事一覧

全員が修了式に臨みました!

 リモート開催ではありましたが,本日,在校生34名全員が修了式に臨み,晴れて校長先生から修了の認定をいただくことができました。
コロナ対策のため,各学年の代表1名が,校長室に来て修了証書をいただきました。教室にいる児童は,代表と一緒に礼をするなど,一堂に会していたときと同じように行うことができたと思います。リモートではあっても,心を一つにして行事に臨む姿勢は,今年度,培った力の一つだと思います。また,式の途中で地震が起きましたが,落ち着いて机の下に潜り,指示を聞いて行動する姿も,これまでの積み重ねを感じた1コマでした。
各学年の代表児童の作文では,学校行事が楽しかったことや,目標をもって継続して努力したこと,そして家族や周りの人のために頑張ったことなどが発表されました。どの学年でも,担任の先生が高めたいと思って指導してきた姿が,集大成として現れていたと思います。
改めて,これまでの保護者や地域の皆様の御協力に心から感謝申し上げます。
 
 
 
 最後になりましたが,この一年間,本校のホームページを閲覧いただき,ありがとうございました。次年度も,充実した内容にしていきたいと思いますので,引き続き応援いただきますよう,よろしくお願いします。

卒業式が行われました!

「三寒四温」とはよく言ったもので,ようやく温かくなってきたなと思ったところで,本日は午後から雪がちらつくような寒さとなりました。ただ,そのような肌寒い中ではありますが,木々に目を向けると,桜のつぼみは日ごとに大きくなっていて,咲くそのときを待っているかのようです。季節は春に向けて,着実に進んでいるようです。
そのような良き日に,本日は小泉小学校の卒業式が行われました。本校からは,8名の卒業生が学び舎を巣立っていきました。
卒業式本番では,練習の成果を発揮しつつも,練習したことを少し忘れる辺りが,卒業学年らしいなと微笑ましく思いました。そんな子供たちの一生懸命な姿は,見ている保護者の感動を誘ったようで,時折,ハンカチで目頭を押さえる様子が見られました。恐らく,今日までの日々の中で,様々な出来事があったのだなと思わずにはおれませんでした。           
来週からは6年生がいないことで,少しさみしくなりますが,4月からの新年度に向けて,残された学年で小泉小学校の新しい伝統をつくっていきます。
改めて,多くの方の御協力により,無事に卒業式を迎えることができましたことに,心から感謝申し上げます。       

6年生による奉仕作業がありました!

いよいよ卒業式まであと2日です。
本日は,6年生による奉仕作業がありました。校長室・職員室前の廊下,昇降口,集会ホールの窓を分担して清掃しています。
 
 
玄関や窓の掃除など,普段から清掃を行っているところではありますが,6年生だから気付けることやできることがあるのだと感心させられます。
毎年,6年生が卒業する前に行う伝統的な行事であり,今年も脈々と引継がれました。
新型コロナウイルスの感染対策のため,思うように活動できないこともあったでしょうが,自分たちができることを考え,工夫して活動してきたことが,集大成として表れていました。6年生の皆さん,ありがとう!

卒業式予行練習がありました!

本日は,卒業式の本番を想定した「卒業式予行練習」を行いました。練習とはいえ,式の流れや動きなど,本番にできるだけ近い形で行ったので,これまで積み上げてきた学習の成果が,呼び掛けや動作からひしひしと伝わってきました。
 
           
いよいよ,卒業式本番まであと3日です。練習の成果を発揮し,思い出に残る卒業式となるよう,応援していきたいと思います。

卒業式の練習が始まりました!

6年生にとっては,小学校に登校する日は,今日を入れてあと7日だけです。
日ごとに名残惜しい気持ちが高まって来る中ではありますが,本日は第一回目の卒業式の全体練習を行いました。
新型コロナウイルスが流行する前は,全校児童が式に参加し,卒業をお祝いしていましたが,今年度は5年生だけの参加です。換気や距離を保つことなど,感染症対策を十分に講じながら,本番の流れを確認しました。
 
6年生は,座り方や立ち方など,式に臨む際の挙措や心構えが態度に表れていました。また,5年生も6年生の姿を見ながら,負けじと立派な態度で臨む様子が見られました。小泉小学校の良き伝統が受け継がれている瞬間を目の当たりにした気がします。
良い形で送り出すことができるよう,我々職員も全力でサポートしていきます!

生活総合発表会がありました!

3月8日(火)の3,4時間目に,生活科や総合的な学習の時間で学習してきたことを紹介し合う「生活総合発表会」を行いました。
ビデオ会議システムを使用して,各教室から発表しましたが,どの学年も見せ方や見られ方に気を付けながら発表することができていました。

1年生や2年生は,生活科で動植物を探したことや,自分の成長について紹介する姿が見られました。
3年生以上は,総合的な学習の時間で扱った「ふるさと」「防災「福祉」の3つ分野について,学習の成果を紹介しました。
各学年の発表の後には,次年度,学習する学年からの感想発表がありました。どの学年も,次年度の見通しをもてたことが,感想から伝わりました。
 
 

6年生を送る会が行われました!

6年生にとって,卒業式までの登校日が残り10日となりました。
本日は,6年生にお世話になった感謝の思いを込めて,1~5年生が用意した「6年生を送る会」が行われました。
 
例年,くす玉割りやゲームなどを体育館で行っていましたが,今年は集まらず,ビデオ会議システムを使って行いました。
 
感染症対策を講じながら,これまでに学習してきた踊りや演奏を披露するなど,各学年の出し物は心温まるものでした。
    
最後に,6年生からもお礼の気持ちを込めた踊りが披露されました。女子はテレビやYouTube等で流行っている楽曲に対して,男子は紅白歌合戦でも見られた,懐かしの「あれ(オレッ♪)」でした。

様々な制限がある中での送る会でしたが,制限と捉えず,新たなチャレンジの場になったように思えます。
6年生との残された時間を,大切に過ごしてほしいと思います。

行事の紹介(ワカメの刈取り,サケの稚魚の放流,海洋教育講演会)

厳しい冷え込みが和らぎ,暖かい日が続くようになりました。冬から春に向かう中で,万物が躍動し,物事に勢いが付いてきているように感じられます。
子供たちも,様々なまとめの学習を行いながら,次の学年のスタートに向けて助走をしています。そのような勢いのある子供たちの,最近の学習の様子を紹介します。

最初は,5年生の「ワカメの刈取り体験」です。
今回も,蔵内之芽組の皆さんと小泉公民館の協力をいただき,船に乗って洋上で
刈取り体験を行いました。
11月に行った種ばさみから3,4か月が過ぎましたが,事前に学習したとおり,ワカメは2m近くまで成長していました。
 
海から揚がったばかりのきらきら輝くワカメをロープから外し,陸で決められた大きさに切った後に,塩茹でをして水分を飛ばしてました。途中,ワカメの根元部分(めかぶ)を食べさせてもらったようですが,茹でたてのめかぶはさぞおいしかったことでしょう。
 

次は,2年生の「サケの稚魚の放流」の紹介です。
こちらも小泉川鮭増殖組合の皆さんと,小泉公民館の協力の下,昨年の12月から大切に育ててきました。放流の日が近付くにつれ,子供たちはサケが大きくなってくることを喜ぶ反面,少しずつ別れも惜しむようになっていました。お世話を続けてきたことで,サケに対する愛着がわき,大切にしたいという思いが強くなったのだと感じました。
 
 
当日は,鮭増殖組合の方に川辺まで稚魚を運んでいただき,バケツに入った稚魚を一人ずつ放流しました。「元気でね」や「また4年後に会おうね」などと声を掛けながら,見えなくなるまで見送りました。川下を目指して元気よく泳ぐ姿に,2年生の子供たちから「やりきったぞ」という充実感が感じられました。

最後は,4~6年生合同の「海洋教育講演会」を紹介します。
東京海洋大学 産学・地域連携推進機構の勝川俊雄 准教授から「SDG’sの基本的な考え方」と題して,ビデオ会議システムでお話をいただきました。
 
 
現在,SDG’sの17の目標を達成するために世界規模で努力目標を設定していることや,気仙沼地域においても「ESD教育」として以前から持続発展教育を行っていることなど,地球規模の環境問題に対して,継続的な取組を考えています。今回,子供たちは断片的に知っていたことを体系的に学ぶことができたとともに,これまで海洋教育等で学習してきたことも,SDG'sにつながっていることに気付くことができたと思います。
印象的な場面として,質疑応答の際に一人の児童が「もし,期限として定めた2030年までに目標が達成できなかったときは,どうなりますか?」と質問していました。勝川准教授は「できなくても罰則はないが,SDG'sを意識することで,世の中がちょっとずつ良くなっていくはず」と回答されました。
「できるからやる」や「できないからやらない」という2択ではなく,答えがない問いに対して最適解を探していくことが,これからの子供たちに求められる力なのだと思いました。