平成31年度

2019年11月の記事一覧

震災遺構・伝承館の見学

 午前中,「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」の見学に全校で行ってきました。施設自体は減免申請で無料なのですが,交通費が捻出出来ず,これまで行くことが叶いませんでしたが,今年度,ベルマーク財団からの助成をいただき実現することができました。
 
 6年生は当時4歳,1年生はまだ生まれていません。震災の記憶の風化が心配される中で,力を入れてきた防災教育も見直しの時期にきているように思います。震災のことは,ほぼ,覚えていないという子どもたちにとって,ここでの資料はどれも津波の力への驚きや自然に対する畏れとなるものだったと感じました。
 
 ガイドの熊谷さんからは,「震災を教訓として,津波への備えの大切さ,自助の大切さを伝えるために語り部をしているのです。」とお話いただきました。
 
 4階では冷凍倉庫がぶつかって壊れた校舎の壁を見学しました。外に出て改めて見ると,その高さに,津波の威力のすごさを感じました。
 
 移動中,6年生が自然に1年生のお世話をしている様子を見て,頼もしさを感じました。いろいろな方のお力添えで実現したこの学習が,子どもたちの防災意識を高め,ふるさと気仙沼を見つめ直す機会になれば,と考えています。

4年リコーダー「茶色の小びん」

 4校時,校舎をまわっているとリコーダーの音が聞こえてきました。演奏していたのは4年生。曲は「茶色の小びん」でした。ポイントは高いミ,ファ,ソで,後ろの穴を半分空けて少し強めに息を吹き込んで音を出します。
 
 これをサミングというのですが,自分が担任として指導していた頃には,この言葉を使ってないように思いました。(お父さん,お母さんの小学生時代には使っていましたか?)
 
 私は日本最大の古墳は「仁徳天皇陵古墳」と習ったのですが,今は「大仙古墳」が正式名称として教科書に載っています。時代によって教科書も変わります。4年生の教科書に載っていますので,興味のある方は「サミング」を確認してみて下さい。

2,3年人権教室

 今日2,3校時に,2年生,3年生の人権教室を行いました。講師は,気仙沼人権擁護委員協議会の山崎先生,佐藤先生,畠山先生の3名です。
 2校時は2年生。畠山先生が中心になって進めました。
 
 紙芝居「ずっと ともだちで いたいから」を見て,いじめについて話し合いました。
 
 3校時は,3年生です。こちらは山崎先生に進めていただきました。
 
 「プレゼント」というDVDを視聴したあと,話し合いました。
 
 最後に登場人物1人を選んで,手紙形式で自分の考えをまとめました。
 いじめという誰にでも起こりうることについて,自分事として考える良い機会になりました。3人の先生方,有り難うございました。

5年仙台みそ博士の出前授業

 今日4校時,宮城県味噌醤油工業協同組合の高橋さんを講師に迎え,仙台みそ博士の出前授業を実施しました。
 
 高橋さんからは,みその歴史や材料などについてのお話をいただきました。仙台藩の御塩噌蔵が日本最古のみそ工場だったこと,米味噌の他に,麦味噌,豆味噌があることなどのお話を5人は興味深そうに聞いていました。
 
 その後は,みその味見。仙台味噌の仕込みたて,2ヶ月後,6ヶ月後の製品を食べ比べたり,京都の白味噌,九州の麦味噌,名古屋の八丁味噌(豆味噌)も食べ比べたりしていました。子どもたちは「やっぱり仙台味噌がいい」という結論でしたが,米味噌は発酵した米麹から甘さが,発酵した大豆からアミノ酸の旨味が出ると聞いて納得していました。
 地元気仙沼の平野本店さんからも2人,博士のお手伝いに来ていただきました。今日の給食のみそ汁のみそは,平野本店さんのものだそうです。味わって食べました。

1年松圃幼稚園との給食交流

 今日,4校時からお昼にかけて,1年生と松圃幼稚園の年長さんとの給食交流会を実施しました。
 
 4校時,手作りのおもちゃをプレゼントした1年生は,出来るようなったこととして「いろいろなふね」の音読を披露しました。また,給食の準備もしてあげました。松圃幼稚園のお友達の分の給食を,お汁をこぼさないように慎重に運んでいました。
 
 いつもと違う環境で,年長さんたちはちょっぴり緊張していたようですが,先輩の1年生と楽しく給食を食べていたようです。1年生のOさんが,両隣の年長さんのお世話をしっかりやいていたのが,可愛らしかったです。